#01
See Her Tonite、Cafe Wha?、ex:Baby Little Tabletsのサタケ氏の特集。
第1回とあって、まだDJの2人も少し戸惑いがちな感じです。
収録時間も15分強と、3回目以降に比べると異例とも言える短さとなっています。
この回を聴いた直後に10回目以降の放送を聴いていただければ
昨今のDJツチヤのはっちゃけっぷりが非常によく分かるかと思います。
そういう意味でも実に貴重な回なのではないでしょうか。


曲目 (タイムテーブル)
イントロ:Millimeters - Miracle Goal (00:00〜)
01.Fun Fun Attitude - Don't Say Goodbye (01:10〜)
02.See Her Tonite - I Don't Care (03:20〜)
03.See Her Tonite - Don't Ask Me (07:25〜)
04.Baby Little Tablets - Descendents Says I Don't Wanna Grow Up, Sure I Really Agree With That (11:10〜)
05.Dug Out - Go!Go!593 (14:13〜)
アウトロ:Cafe Wha - Old Baggage (16:00〜)


曲紹介

イントロ:Millimeters - Miracle Goal (From:Mosh Pit With Love)
DJツチヤがPeace Of Bread以前に参加していたバンドの幻の音源より。
伝説のバンド、School Jacketsを彷彿とさせる音作りとなっています。
ツチヤ氏は、この前後にもスカ・パンクのバンドに参加したりと、
自分のスタイルを暗中模索していた時期だったのではないかと思います。
何と、この音源は新進気鋭のレーベル、Suburbia Worksから再発がかかりました。
そのリリースがなされる際に最大の障害になりそうなのは
メンバー自身が全ての曲名を忘れているという事実であったのですが、
ツチヤ氏が一休さんばりの機転を利かせて、この問題を解決。奇跡の再発がなされる事に。
で、このSuburbia Worksからは同じくツチヤ氏が参加するバンド、
DxFxSの音源もリリースされております(2005年6月現在、2ndプレスを作成中との事)。
この辺りを考えると、先に書いた新進気鋭のレーベルと言うよりも、
むしろ物好きのレーベルと言った方が正確なのかもしれませんね。



01.Fun Fun Attitude - Don't Say Goodbye (From:Soda Days 1995-1997)
サタケ氏がSee Her Tonite以前に組んでいたバンド、Fun Fun Attitudeのディスコグラフィー盤から。
この曲は、元々はFun Fun Attitudeの記念すべき1st EPに収録されていた物です。
サタケ氏自身は、1st EPを振り返って“若気の至り”と言っていますが
ラジオで、この曲を聴いていただければ分かるように
当時からクオリティーが高いポップチューンを生産していたんですね。
それとFun Fun Attitudeには、このディスコグラフィー盤にも未収録の良い曲がたくさんあります。
ざっと挙げるだけでも、1st EPの「You」、2nd EPの「Don't Be Sad」、
3rd EPの「Alone」、Pestmenとのスプリットの「Cry Cry Cry」など。
しかし、V.Aの「Pop Ball Show Case」に収録された
「The Hottest Season」は、そんな未収録曲の中でも白眉中の白眉。
(See Her Toniteの同じタイトルの曲とは別の物です。コード進行は同じですけど。)
次にディスコグラフィー盤を再発する際には上記の曲も収録して欲しいものであります。



02.See Her Tonite - I Don't Care (From:Still Crazy After All These Years)
紛う事なき大傑作、2ndアルバムの1曲目から。
いや本当に、このアルバムの6〜11曲目辺りは極上の曲がズラリと並んでいます。
でも、17曲1時間弱という収録内容は、30〜40分程度のアルバムに慣れている自分には少し長いかな…
そこで、“次回はもう少し短い収録時間のコンセプトアルバムみたいな物を作って下さい”と
一所懸命、粉骨砕身、全身全霊の魂を込めたリクエストをサタケ氏に申し入れたところ、
“曲単位で考えてるから、そういうのはあんまり考えないねぇ”との、つれない返答が。トホホ…
ちなみに、この2ndアルバムのタイトル、「Still Crazy After All These Years」は
ポール・サイモン(サイモン&ガーファンクルの片割れ)がソロになった後の曲名からのサンプリング。



03.See Her Tonite - Don't Ask Me (From:Split With Blocko)
UKの新星、Blockoとのスプリット7インチから。
イントロでの、ギターのカウンター・メロディーが印象的な曲です。
しかし、そのカウンター・メロディーがネックとなってライブでは殆ど演奏された事がないとか。
(メロディーを弾くために2本、コードを弾くのを含めると計3本のギターが必要となるため。)
それにしても、ここまでに今回のラジオ放送で紹介された3曲全ての題名に“Don't”という否定形が付く辺りは
まさに、自称“千葉のネガティブ・パンク”の本領発揮と言えるでしょう。
*2005年6月にリリースされたDVD「Everybody Must Get Stoned」には、この曲も含まれております。
7インチの音源とは少々ギターのアレンジを変えての演奏。是非チェックしてみて下さい。



04.Baby Little Tablets - Descendents Says I Don't Wanna Grow Up (From:Self Titled Album)
若い血を導入する事で、見事に復活を果たしたBLTのアルバムから。
UKの名門レーベル、Boss Tuneageからのリリース。
BLTは、Boss TuneageからBennyとのスプリット7"もリリースしています。
さて、サタケ氏脱退以後、この曲がライブで演奏されていないのは、彼が作った曲だからなんでしょうか?
個人的にはBLTを代表する曲だと思っていただけに、すごく残念です。
でも、実はこの曲は5〜10分くらいでパパパっと作られた物だとか。
サタケ氏もそんな短い時間で、こんなに良い曲が書ける俺ってスゴイと
悦に入っておられましたが、それは自惚れでも何でもないと思います。本当にスゴイ。
あ、よく見たら、この曲のタイトルにも“Don't”が付いてますね。さすがはNF(ネガティブ・パンク)ですわ。




05.Dug Out - Go!Go!593 (From:2nd Demo)
途中参加のDJノリゾーが、DJツチヤを凌駕するような流暢なトークを展開した際にかけられた曲。
(まぁ、DJツチヤの脂が乗り切る時期は、もう少し先の事ですから仕方ないのかも。)
ノリゾー氏が参加しているバンド、Dug Outの2ndデモからの選曲です。
残念ながら、この時に告知されたノリゾー氏のコーナーは企画の途中で頓挫したそうです。
それと、こないだ初めてDug Outのホームページを訪れたんですが、
メンバーのフェイバリット・アーティストがビートルズ、ビーチボーイズ、ニール・セダカとなっていました。
話が合いそうだなぁ、と思いました(個人的感想にも程があるな、こりゃ…すいません)。

ちなみに、このデモは通称:赤盤と呼ばれています。もちろん、この後にリリースされたデモの通称は青盤。
自分は、このサンプリング元となったビートルズのベスト盤は持っていないんですが(全曲がアルバムに収録されている物と同じテイクだから)、
Dug Outにとっては、この1つ1つのデモがベストを尽くした物だという事なんでしょうね、きっと。



アウトロ:Cafe Wha? - Old Baggage (From:Speaking Words Of Wisdom Let It Be)
サタケ氏のアコースティック・ソロ・プロジェクト、Cafe Wha?のアルバムから。
枯れた感じの曲が多く、非常に好内容な作品となっています。
あと、本人が意図した訳ではないのかもしれませんが、11曲で35分という収録時間も良い感じです。
完成度としては、もしかしたらFun Fun Attitude、See Her Toniteを含む
サタケ氏の長いキャリアの中でも随一かな、なんて思っちゃってさえいます。
このアルバムのタイトルは言うまでもなく上でも記述した、あのバンドの、あの曲からです。
サタケ氏は60〜70年代の名曲からタイトルや歌詞などを拝借している事が多いので、
それらの元ネタを探してみるのも楽しいと思いますよ。