#06
この回からWest Tokyo Thrasherz Radioに改名した第6回。
ゲストはGentlemenのミソ君であります。
出だしにDJツチヤから「曲を準備する間に何か喋っておけ」と指令を受けたミソ君。
「こんにちは…うヘヘヘ…」と、その完全な緊張っぷりを露にして、
直前に“津久井の田舎っぺ”と紹介されたのを図らずも自ら証明してしまった形に。
そんなミソ君のテンパってる姿こそ今回最大の聴き所と言えましょう。
曲目 (タイムテーブル)
イントロ:Jawbreaker - Boxcar (00:00〜)
01.Rivethead - In My Heart Where Burns For You (02:30〜)
02.Out Of Style - Imitate Will Fade Away (06:45〜)
03.Blocko - Points (10:39〜)
04.Peace Of Bread - New Song (16:48〜)
05.Dirt Bike Annie - New Song (19:14〜)
06.Coquettish - You Should Be Free This Is Your Life (23:36〜)
07.Make Believe - We're All Going To Die (31:36〜)
アウトロ:Radio Gram - See You Again,Tomorrow... (43:10〜)
曲紹介

イントロ:Jawbreaker - Boxcar (From:Etc)
大名盤3rdのオープニングを飾る曲をシングル・ヴァージョンで。
シングルやV.Aの収録曲を集めた編集盤から。
このヴァージョンはラスト・アルバムとなった4th「Dear You」の再発盤にも収録されています。
あと、皆さんが既にご存知の事かとは思いますが、
Vo/Guを担当したブレイク氏は、Jawbreaker解散後にJets To Brazilを結成して
イーストベイやエモの垣根を越えた幅広い支持を集めています。

01.Rivethead - In My Heart, A Warehouse Burns For You (From:Cheap Wine Of Youth)
ミネアポリスのポップパンクバンド、Rivetheadの7曲入りミニアルバムから。
ショボパンクのギガンテスことF.Y.Pのレーベル、Recessからのリリース。
このラジオでは、すっかりお馴染みのレーベルかと思います。
で、えらくDillinger Fourを感じさせる音だなぁ、と思ったら
前作の7インチ、「City Sound Number Five」では、
そのDillinger Fourのパトリックが参加しているそうです。
なーんだ、お互いに仲良しさんだったんですね。

02.Out Of Style - Imitate Will Fade Away (From:Sounded In Someone's Stuation)
さて、今回も流されました。DJツチヤご推薦のOut Of Styleです。
自分が、彼らの歌詞で一際気に入っているのが、「For Ryefield (ライ麦畑を探して)」という曲の
「ミスター・ニーチェ、(あんたの思想なんて)そんなもん知りたくも無いね」という一節。
自分自身もニーチェの思想には賛同できる部分が多くないだけにシンクロ率も上昇するってものです。
ニーチェとは実存主義において超人思想を提唱した哲学者であります。
このニーチェによれば人間の存在理由は「権力への意思」にあるといいます。
「うーん、そうかなぁ?何だかなぁ…」って感じがしません?
*実存主義とは「車は移動の為に存在する。では、人間は何の為に存在するのか」といった事を
考察した近代思想のカテゴリの1つです。簡単に言えば。
自分は実存主義だとキルケゴールが好きですねぇ。
彼の著書には「死に至る病」ってのがあるんですが、この病とは「絶望」を指します。
絶望とは最大の罪である、と。そして、この絶望を乗り越える事で人間はより良く生きていけるのだ、と。
また、人間の存在理由についても「その為に生き、その為に死ねるような真実を探す事」としています。
ここら辺の言い回しの洒脱さも、自分がキルケゴールを好意的に見る理由の1つでしょうか。
それはそうと、村上春樹が訳したサリンジャーの「ライ麦畑でつかまえて」は早く文庫版が出ないかな。

03.Blocko - Points (From:Self Titled Album)
Driveのカバーでラストを〆た来日公演も記憶に新しいBlocko。
でも、実は彼らには他にもDriveの曲のレパートリーがあるみたいです。
イギリスでのライブではギター1本で、その曲を演ってたり。
BlockoがDriveを如何にリスペクトしているかが伝わってきますね。
さて、そんな彼らですが、こないだ読んだネット上のインタビューで、
(どこで読んだんだか失念してしまいました…URLを貼れれば良かったんですが)
近年、各方面で議論が活発なネットでの違法ダウンロードについて訊かれた際に、こう答えてました。
「こないだ、中国のサイトでオレ達の新譜がまるごとダウンロードできる場所を見つけたんだ。
そういうのって、すげぇクールじゃないか!より多くの人達に音源を聴いて貰える事はすごく嬉しいよ!」と。
著作権云々に関しては複雑な問題ですので自分からのコメントは差し控えますが、
Blockoのメンバーが見せる、こういう姿勢って、とても柔軟で素敵だと思います。

04.Peace Of Bread - New Song (From:Split With Dirt Bike Annie)
今回の放送の目玉と言って良いでしょう。我等がPeace Of Breadの新作から。
しかし、コレは新作と言ってもリリースまでに何年もかかっちゃってます。
それに輪をかけるように、曲名すら何年も決まらなかったという話で。
当のメンバーも「2年たっても新曲と言い続ける事には違和感を感じる」と言ってましたね、ええ。
でも、収録されている2曲、特に今回ラジオで流れた曲は、そんな事どうでも良くなる程の佳曲であります。
実際、ピースのライブで、この曲が楽しみだという人は多いのではないでしょうか。
リリースされた暁には「Your Smile Makes Me Smile」や、「My Girl」と並ぶ代表曲になる事でしょう。

05.Dirt Bike Annie - New Song (From:Split With Peace Of Bread)
さて、そんなピースのスプリットのお相手、Dirt Bike Annieであります。
DJツチヤをして「曲では負けたっぽい」と言わしめる出来具合。
でも、その直後に「ルックスでは勝ってるけどね」という一言を忘れない辺りは
さすが、百戦錬磨のDJツチヤといった所でしょうか。
あと、これはジャケも良いですよね。
この7インチをリリースをするレーベルのオーナーであるところのカズ氏が
自身のHPの新譜情報として、こちらの方の画像を使用するのも分かる気がします。

06.Coquettish - You Should Be Free This Is Your Life (From:Total Pops Madness)
Coquettishの魅力につきましては、ヒデ氏がゲストとして迎えられた
第8回目の方で存分に語らせていただいてますので、ここは1つ思い出話を。
アレは、この7曲入りの音源「Total Pop Madness」が発売された後の事…
ヒデ氏がご結婚なさるとの事で、それを記念したライブが下北沢で行われたのですよ。
マリエッジをを祝う対バンも、Kemuri、Potshot、Going Steadyと超豪華な面子が揃ってました。
その日、ギターのマコト氏はスーツで登場なさったんですが
スーツの下に着込んだT-シャツは、なんとDillinger Four!
スカ・パンクに首ったけなキッズに向けて「テメエら、Dillinger Fourなんて知らねぇだろ?」と毒づくマコト氏。
自分は、それに対して「知ってる〜!」と満面の笑みで応えた訳ですよ。
そうしましたらば、マコト氏から「テメェ、本当に知ってるのか?オイ!」と暖かいお言葉を頂戴した訳で。
完璧なコール・アンド・レスポンスが成立した瞬間でありました。

07.Make Believe - We're All Going To Die (From:Self Titled Album)
元Cap'n Jazz、Owls、現Joan Of Arcのティム・キンセラの新バンドです。
Joan Of Arcのツアー中に組んだバンドを、そのまま続けてやる事になった模様。
メンバーによく親族が居る事で有名なティム・キンセラのバンドですが、
今回はネイト・キンセラという従兄弟をドラムに迎えています。
ちなみに、ギターを担当するのが元Cap'n Jazz、Owls、Ghost And Vodkaのサム・ズリック。
つまり、Cap'n Jazzファンは絶対に必聴と言う事であります。
音もOwlsやJoan Of Arcに比べると、よりCap'n Jazzっぽい感じで良いです。
(…と書いたものの、コレは全部DJ洋介による紹介です。自分は書き写しただけだったり。)

アウトロ:Radio Gram - See You Again,Tomorrow... (From:See You Again Tomorrow EP)
今回の放送における、もう1つの目玉。
DJ洋介が今のMale Goat以前に参加していたRadio Gramのラスト・シングルより。
解散ライブの会場と、Senseless Recordsのみで販売されました。
初期のRadio Gramはイーストベイ・スタイルだった訳ですが、
次第にエモに傾倒していったという歴史がございます。
このシングルは、その良い所を足して2で割らなかったような
Radio Gramの集大成とも言える素晴らしい出来となっています。
最後の1曲が無茶苦茶に良い曲だなんて
まるでシャーベットの「Your Choice」みたいでカッコイイじゃないですか。