#08
Coquettishのヒデ氏をゲストに迎えての第8回目。
West Tokyo Thrasherz Radio開闢以来初、前半と後半の2回に分けての放送となりました。
新譜も激しく良かったCoquettish、こないだはライブも観に行ったんですが
そのステージングの余りのカッコ良さに言葉を失ったものです。危うく禁も失うところでした。
ヒデ氏は、デザインにおいても有名な方で、多くのCDジャケやバンドT-シャツを手がけています。
また、ラジオを聴いて頂ければ分かるように非常に気さくな人です。
おまけに話も面白くて、奥さんも別嬪とくれば非の打ち所がございませんですよ。
そんな完璧超人、ヒデ氏の軽快なトークをご堪能下さい。


曲目 (タイムテーブル)
前半
イントロ:Glenn Frey - The Heat Is On (00:00〜)
01.Coquettish - Do It Ourselves (11:32〜)
02.Coquettish - Skate Days (33:12〜)
アウトロ:Coquettish - Promise Ring (47:45〜)
後半
イントロ:Glenn Frey - The Heat Is On (00:00〜)
01.Charles Bronson - Individualized Floor Puncher (03:25〜)
02.Kid Dynamite - Heart A Tact (13:47〜)
03.Suicide Machines - Hope (23:26〜)
04.Suicide Machines - Break The Glass (37:59〜)
*収録時間が押したため後半のアウトロは割愛されました。


曲紹介

前半

イントロ:Glenn Frey - The Heat Is On (From:Original Sound Track Of Biverly Hills Cop)
とんねるずのオールナイト・ニッポンのコーナーで使用されていた曲から。
元々は映画「ビバリーヒルズ・コップ」のサウンドトラックからの曲です。
元来、ハリウッド志向の強かったとんねるずですから、実にピッタリな曲だと思います。
ほら、石橋貴明は後々には「メジャーリーグ3」とかにも出演してたでしょ。
Coquettishの八王子でのライブの際に、ヒデ氏と少々お話をさせていただいたんですが
“あのラジオは面白いから、また是非出たいな”と仰っていました。
次回に出演なさる際にはイントロは「Bitter Sweet Samba」でお願いします!
で、タイトルは「オールナイト・イッポン」。一晩かけて一つの事に取り組むとか、そんな意味で…
あ、ヤバイ、ヤバイ。下世話な方に妄想が膨らみ過ぎてましたね。失礼しました。



01.Coquettish - Do It Ourselves (From:High Energy Politics)
ヒデ氏曰く“スカに対する挑戦。全部カッティングで押した曲”。
しかし、この曲の題名、すごく良いですよね。
筆者はプライベートでも、この言葉をよく使ってます。
なにせ“DIYじゃない/皆でしないと出来ない”とは、まさに自分の事なんで。
トークを中心とした前半戦とあって、この曲が流れる前にも面白い喋りが満載でした。
女装に近いヴィジュアルと、吉川ひなのとの電撃結婚・電撃離婚で名を馳せた
Shaznaのヴォーカル、イザム氏の内実に迫る辺りは聴き所の1つでありましょう。



02.Coquettish - Skate Days (From:High Energy Politics)
DJの2人が、このアルバムにおいてフェイバリットに掲げる曲。
スラッシャーの影響が色濃い曲となっております。
思うに、CoquettishってPunk/Ska/Hardcoreのバランスが非常に良いバンドだと。
初期のCoquettishは、それぞれの曲の中で、そのバランスを取っていたのが
この新譜では、それぞれの曲ごとに(1枚のアルバムを通して)、
そのバランスを取っているように思うのですが、いかがなものでしょうか?
それと、ラジオでも激論が交わされた影響を受けるという事なんですが、
その点も、Coquettishは先達から非常に良い影響を受けたバンドと言えるでしょう。
先達の音楽を充分に消化して、自分達の音楽に上手に活かしている、と。
表面的な部分だけの影響を受けたバンドが世に蔓延る中だからこそ、
こういったCoquettishのようなバンドには好意を抱かずにはいられないのであります。



アウトロ:Coquettish - Promise Ring (From:High Energy Politics)
アルバムのオープニングを飾る曲。こないだのライブでも1曲目に演奏されていました。
久々にライブで観たCoquettishは、DJツチヤが常々言っている通り
カッコイイとしか形容する言葉が見つからないものでありました。
ライブの後には新譜を聴きながら帰路に着いたのですが、
その時には、音源での曲がショボく思える程だったのであります。
(ライブが真骨頂って意味でありまして、決して音源自体がショボいって意味じゃないですよ、もちろん。)


後半

01.Charles Bronson - Individualized Floor Puncher (From:Complete Discography)
バンド名の元となった、チャールズ・ブロンソン(CDジャケットに写ってる人)とは
日本でもマンダムのCMで一世を風靡したアメリカの俳優であります。
主な映画の出演作は「大脱走」とか、「荒野の七人」辺りでしょうか。
その多大な影響力はNOFXの「Punk Guy」って曲の歌詞に名前が出てきたり、
みうらじゅんと田口トモロヲが組んだバンドの名前がブロンソンズだったり、
「北斗の拳」の原作者が武論尊(ぶろんそん)だったりする事からも伺えると思います。
そんな彼、チャールズ・ブロンソンも、2003年8月に享年81歳で逝去なされました。
でも、晩年は40歳近くも年が離れた、若い後妻を迎えて、幸せな老後だったんじゃないでしょうかね。



02.Kid Dynamite - Heart A Tact (From:Cheap Shots, Youth Anthems)
バンド名の元になったと思われるダイナマイト・キッドとは、
新日本プロレス(アントニオ猪木が設立した団体)に参戦して、
初代タイガーマスクと数々の死闘を演じたレスラーであります。
今となっては初代タイガーマスクこと佐山聡氏も国会議員に立候補して落選したり、
ダイナマイト・キッドのフォロワーであるところのペガサス・キッドも老いを隠せなくなっています。
ボブ・ディランとか中島みゆきじゃないけど、時代は変わるんですね(The Times They Are A-Changin')。
あ、それと佐山聡氏が参議院議員に立候補した際に、
同じく立候補したのが「嘆きのボイン」でお馴染みの月亭可朝師匠。
公約は、“一夫多妻制”と、“銭湯での男女間の仕切りの撤廃”でした。
え?当落の結果ですか?…いや、それは言うまでもない事でしょう。



03.Suicide Machines - Hope (From:Battle Hymns)
スーサイド・マシーンズの2ndアルバムから。
彼らって日本盤のリリースはエイベックスからなんですね。
浜崎あゆみとレーベルメイトか…ちょっと意外な感じ。
でも、そんな事言ったら、レザーフェイスの大名盤「Minx」の
日本盤をリリースしたのは、かの有名なキング・レコードですから。
(キング・レコードは、エヴァンゲリオン関係や声優さんのアルバムを数多くリリースしているレーベル。)
となると、レザーフェイスは林原めぐみ(綾波レイの声を担当した人)とレーベルメイトですよ。
結局、どこからリリースしようが良い物は良いんです。
ただ、アレです。エイベックスをはじめとする大手レコード会社の皆さん、
コピーコントロールCD(通称、CCCD)だけは、どうにか勘弁して下さい。
iPodなどのポータブルMP3プレイヤーを日常的に使う身としては、
CCCDは本当に憎悪の対象となり得る存在なんで。



04.Suicide Machines - Break The Glass (From:Destruction By Difinition)
同じくスーサイド・マシーンズの1stアルバムから。
ヒデ氏曰く“スカとパンクがガッチリとコンビを組んだ曲”。
さて、上でも書いた先達からの影響というアレですが、
大袈裟な言い方をすれば、例えばメジャースケールを使っている時点で
J.S.バッハの平均律の影響を受けているとも言える訳であります。
誰からの影響も受けず音楽を演奏している人が世にいましょうか(反語)。
逆に言えば、どんな音楽にも何らかの共通項はあるはずで、
自分が好きな音楽との共通項を見出せれば、影響を与えた側の音楽もきっと好きになれる事でしょうし、
自分が持つストライクゾーン、即ち音楽の幅といったものも広がる事かと思います。
Coquettishのルーツを探ると言った意味合いにおいても、
このSuicide Machinesに限らず、The Chinkeesをはじめとするマイク・パークのバンドや、
Operation Ivy、Voodoo Glow Sklulls、Mighty Mighty Bosstons、Dance Hall Crashersなど、
多くの日本のバンドが影響を受けたスカパンクを聴いてみるのも良いのではないでしょうか。
ちなみに、自分は上記の中ではVoodoo Glow Skullsがフェイバリットでした。
だから、その影響下にあって、その音楽性を充分に消化していたB.O.B Animalsも、もちろん大好きです。
あ、B.O.B Animalsってのは過去にヒデ氏が在籍していたバンドです。
*書いてて思ったんですが、上に挙げたバンドはスカパンクに限った話ですね。
Hardcoreにも精通するヒデ氏ですから、そちらの方面にも影響を受けた数々のバンドがある事でしょう。