#21
いやぁ、今回は本当にスゴイですね。ダラダラとした中にも1本の筋が通っています。
ラジオでは“マズい事を言ってもフォローしてくれる”と言ってましたが、今回はそんな事はしません。
自分もガンガンと話に乗っからさせていただきます。踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損、損。
第21回目である今回の放送を聴いた事で、自分は改めてWest Tokyo Thrasherz Radioのファンになった気がしますよ。
テキストの方も“神が宿った一言”をピックアップすべく、渾身の力を込めて書かせていただきました。主に下ネタですけど。

さて、今回はバモラ、メイク・ミラクル、IT革命など多くの死語を散りばめつつの放送となりました。
ちなみにバモラは、“さぁ、行こう”っていう意味だったかな。
これは、かつて日本サッカー界に君臨した三浦和良、通称はキング・カズによるデカビタのCMからでしょう。
もちろん、今回のゲストであるWater Slide Recordsのカズ氏に引っ掛けた言葉であるのは言うまでもないところ。
その意味をラジオ収録現場では誰も理解できなかったのが惜しいくらい、非常にお上手な発言です。
この他にもカズ氏、DJツチヤの両人は、ついつい素通りしてしまいそうな程にさりげなく、
それでいてフックの効いた発言をしております。皆さん、耳をすまして聴いてみて下さい。

*今回から下の曲名の所で、それぞれの曲がかかっている時間帯を表示する事にしました。
“この曲をもう一度聴きたい”などといった時にご活用下さい。折を見て、20回目以前の回にも記入しておきます。


曲名 (タイムテーブル)
イントロ:Ray Parker Jr. - Ghostbusters (00:00〜)
01.The Dickies - Water Slide (06:30〜)
02.Jolt - Jalopy (17:30〜)
03.Screeching Weasel - I Wanna Be Homosexual (25:38〜)
04.Plow United - Sadi (34:00〜)
05.Butterdog - A Dumb Song (40:12〜)
06.Nukey Pikes - Easy Love Baby (48:17〜)
アウトロ:ゼルダの伝説 - タイトルBGM (61:36〜)


曲紹介

イントロ:Ray Parker Jr. - Ghostbusters(From:Original Sound Track Of Ghostbusters)
今回の放送では“ピュアを目指すには魔羅とかじゃなくて、おちんちんって言わなきゃ”、
“オレは結構エロいから初めて会った日に、出させてって言ったんだ”などといった
確実に標的を狙い澄ましたカズ氏の発言や、その珍行動(ちんこうどう)に注目して下さい。
あ、“出させて”っていうのは音源の事ですよ。いやぁ、深読みしちゃうのは仕方のない事ですけどね。
“30を越えるとおちんちんなんて言わなくなる。テカテカしてるもん。…顔が”という
DJツチヤの発言にドキッとしてしまうような自分は死んだ方が良いと真剣に思いましたから。

しかし、今回はカズ氏の“若いツバメ”ことショーン君も出演してたハズなんですが…
最初に挨拶をしてからは全く喋らなかったですねぇ。
40分後に口を開いた際には、えみ様に“おわ、喋った!”と驚かれる始末。
まるで「アルプスの少女ハイジ」における“クララが立った!”的なリアクションをされてしまいます。
頻繁にお笑いのライブへ勉強に行くというショーン君ですが、今回はその成果を発揮できなかったようです。



01.The Dickies - Water Slide(From:The Incredible Shrinking Dickies)
ここまで10分間の話の中で、手を変え品を変え男性器を示す単語を連発しておいて
最初にかけるバンドがコレですよ。その一貫した姿勢には敬意を表さずにはいられません。
ちなみに“ドラえも〜ん”と叫ぶ曲のタイトルは「Rando」といいます。
そうそう、ドラえもんと言えばですね、のび太君がどこでもドアを使用して
源しずか嬢の家に移動する際には、必ず風呂場(しかも入浴中)に到着していました。
当初、のび太君はジャイ子と結婚する設定だったのに未来が変わって、
しずかちゃんという大和撫子の大金星をゲットできたのは、そういう事だったんです。
そう、彼(のび太)は本能が赴くままに行動したのです。
その結果、しずかちゃんは小さな命を宿し、のび太君と結婚せざるを得ない状況になってしまった、と。

カズ氏は自身のButterdogでDickiesのロゴをパクってるとの事でしたが、オリジナルはこちら
どちらかと言えば、下で表示したButterdogのロゴの方がそそり立っており、
臨戦態勢を取っている分だけ、戦意を感じさせるモノとなっております。
また、これ以後は創価学会についてのトークが勃発。勃に発すると書いて、勃発。
カズ氏は最初は“ここで、そういう話をするのはヤバイんじゃない?”と言ってる割には
創価学会や、そのシンボルである三色旗、さらには池田大作氏についてノリノリで語っていましたねぇ。
イタリアが誇る名ストライカー、ロベルト・バッジョが付けているキャプテンシーは
どうしてルーマニアの国旗なんだろうと疑問に思っていた方には、その謎が全て解けるトークだった、と。
南無妙法蓮華経、南無妙法蓮華経。



02.Jolt - Jalopy(From:Lullaby EP)
こちらはカリフォルニアのイーストベイ・スタイルのバンドな訳ですが、
70年代のUKのモッズ/パンクバンドにも同名の物があるので注意して下さい。
え?炭酸2倍、カフェイン2倍で、ビートたけしがCMに出演したアレ?ああ、それも確かにジョルトですけど。
Senseless Thingsのフロントマン、Markが後に参加したのもJoltってバンドだったな、確か。

さて、こちらの音源はJoltの2枚目のEPで、Shredder Recordsからのリリース。
ちなみにJoltの1st EPはHomemade Recordsというレーベルからで、
Look OutからのリリースもあるThe Wynona Ridersとのスプリットとなっております。
このバンド名は今にも挙動不審に陥って、万引きでも始めそうな女優の雰囲気が漂っておりますね。
あ、あっちの方はWinona Riderでしたっけ?それは失礼しました。

この他にも、Joltは全部で5枚ほどの7"をリリースしていますが、そのどれもが入手困難のようです。
こういうのを見るにつけ、この辺りのイーストベイ関連のバンドでは
余程のビッグネームにならないとディスコグラフィー盤は出ないのかなという感じがしますねぇ。
No Use For A Nameあたりの大物になっても、ごく初期の音源は手に入りづらいようですし。
(アレはバンド側が、その頃の音源の再発に消極的なだけかな?1st EPと2nd EPをカップリングしたブートとかもありますし。)
自分は、ちょっとしたきっかけでUKメロディックというジャンルをプライマリーとして選んだんですけど、
仮にイーストベイの道に進んでいたら、今より更に厳しいレコード人生を歩んだ事だろうな、と。
何しろ、UKのバンドにはBoss Tuneageというディスコグラフィー盤の再発にも熱心な超優良レーベルがありますから。
…なんて感じで、Boss Tuneage Tokyoのオーナーに対してゴマを擂ってみたりして。



03.Screeching Weasel - I Wanna Be Homosexual(From:Happy, Horny, Gay & Sassy EP)
オリジナルだけで10枚ものアルバムをリリースしているScreeching Weasel。
ありきたりですけど、自分は彼らの作品の中では「My Brain Hurts」が一番好きです。
初めての方にはレアトラックなどを集めた編集盤「Kill The Musicians」がオススメ。
ただ、ちょっと曲が多すぎて食傷してしまうかもしれませんが。

しかし、今回かかった曲のジャケットは、ちょっと表示できませんねぇ。
何と言っても、モロに男性器が描写されてますから。
そんな訳で、ここはモザイク付きという事で勘弁して下さい。
このシングルってScreeching Weaselの音源の中でもレアな物なんですが、
こんなジャケだとレジに持っていくのが恥ずかしいですよ、きっと。
初めてエロ本を買った時のようなドキドキ感と羞恥心で全身が満たされる事でしょう。

ちなみに、UKのRugger Buggerというレーベルが7インチのV.Aで、このジャケをパクってます。
Rugger Buggerのレーベルオーナーは、Wat TylerというバンドのSean(ショーン)なる人物でして、
この間にはHard Skinのメンバーとして来日しております。ショーン君も、そのライブを観に行ったとか。
で、問題のV.Aのタイトルは「Gay Pride - You Don't Know What Your Missing」っていうんですが、
こんな酷いジャケをよくもパクる物ですよ(詠嘆)。あっちの方のショーンは、とんでもないヨゴレだなぁ、と。
あ、パクリと言えばですね。モザイクを外した際の、このジャケの画像も男性器をパクリとしてますわなぁ。



04.Plow United -Sadi (From:Sadi EP or Dustbin Of History)
アメリカはフィラデルフィアのバンド、Plow Unitedの2枚目の単独EPより。
結構なキャリアを積んだ時期のEPみたいですが、それでも単独では2枚目との事。
スプリットでのリリースが唸るほどにあるので、単独を出す余裕がなかったんですかねぇ。
1st EP「Dance」については、カズ氏が言及している通り、Shredder RecordsからのV.Aにも収録されております。
で、それぞれのEPの方は既に売り切れとの事なんで、
シングルをまとめた編集盤(右の画像)の方をチェックしてみて下さい。

NPO(Not Profit Organization)については、非営利組織と訳すのが正しいんでしょうか。
似たような言葉であるNGO(Not Govement Organization:非政府組織)との区別に注意しましょう。
まぁ、言葉だけでなく概念としても似たような物なんですけど。
それと、SGI(Soka Gakkai International)なんですが、フランスではカルトとして指定されているんですね。
彼らが言うところの“第三文明”は巴里(パリ)の人々には理解されなかった、と。南無妙法蓮華経、南無妙法蓮華経。

今回の曲がかかる前にカズ氏は“ジャイナとか言った方が良い?”と、さりげなくスゴイ発言をしています。
ジャイナってのは、女性の秘所や恥部を表す隠語(淫語とも言う)。Vaginaと書いてジャイナと読みます。
あと、インドにはジャイナ教という宗教があるんですが、自分は入信した方が良いんですかね。



05.Butterdog - A Dumb Song(From:Peppermint-Run-De-Boo EP)
邦題は「薔薇の模様/初夏のボイラールーム」。カズさんの声が非常に若いですねぇ。
しかし、お下劣な単語が飛び交う今回においては“薔薇”という単語だけで淫靡に聞こえてしまいます。
この曲名は同性愛誌の先駆け的存在である薔薇族からか、なんて勘繰るのは深読みのしすぎでしょうか。
どうでも良い事なんですが、自分はこの曲名(邦題)を聞いて、映画評論家の故・淀川長治氏が
ブルース・ウィルス主演の映画を褒める際に“本当に良い筋肉ですねぇ”と言っていたのを思い出したのです。
氏は生涯を通して結婚する事はありませんでした。また、同じ映画評論家であるピーコを可愛がっていました。
そう、要するに、そういう事なんです。
あと、この邦題からは潟<TイヤによるPCエンジンのソフト、
超兄貴」も想起されましたですよ。あ、画像はプレステ版ですけどね。

カズ氏はButterdogが解散した後とBaby Little Tabletsを結成する前の間には
Under Achieversというバンドでデモテープをリリースしています。
また、自らのレーベル、Water SlideとGrapefruit Moonとの間で共同リリースがなされた
V.A「Free Will」にもNavel、See Her Tonite、Crullerとともに参加。
しかしながら、その数少ない音源を残して、ドラマー不在のままUnder Achieversは解散してしまいます。
ベースの方は現在渡米しており、Water SlideのHPにて留学している現地のシーンについての
ライブレポートを執筆されていますので、こちらも是非チェックしてみて下さい。

さて、ショーン君によるベトナムの逸話について、カズ氏は“この話には宇宙を感じる”と仰る訳ですが、
その発言を“今のあなたの顔からはアップアップ感を感じる”と切り返すDJツチヤがいる訳です。
それに対して、顔で笑いを取る事で反撃を試みるカズ氏。おそらく、こんな顔をしてたんじゃないでしょうか。
この辺りの息の合った一連の応酬は、立派な芸と言って良いかと思います。
まぁ、上の文章でも書いた通り、今回は立派なゲイの話もたくさん出ていたんですけど。



06.Nukey Pikes - Easy Love Baby(From:If You Love Something Set It Free EP)
Nukey Pikesの1st EPから。こちらは、何とドイツのレーベルからのリリース。
Beyondsとともにジャパコア(ジャパニーズ・ハードコア)という言葉から連想される
マッチョなイメージを覆すような活動を展開、後のバンドに大きな影響を与えたのは周知の通り。
ポップなミクスチャー、時にコミカルな音楽で日本のアンダーグラウンドシーンに一石を投じたのでした。

ここでの“ブリーフ一丁と裸ネクタイで金が貰える”というのは、お子様には少し難しい発言だったんじゃないでしょうか。
具体的に言うとアレなんですが、男性が踊りながら徐々に服を脱いでいく事をサービスとするようなお店においては
それを鑑賞する女性は、チップを男性のブリーフの中に入れてあげるというのが風習になっているんですよ。
真っ白なブリーフの中に万札が捻じ込まれていくのを想像すればカズ氏の発言した内容に近づくかと思います。
カズ氏は日本屈指の眠らない街の周辺にお住まいとの事なんで、いわゆる2丁目辺りで
ショーン君のプロデュースとマネージメントをやってあげれば良いんじゃないかと思うんですけど。

しかし美乳の元祖と謳われた、あいだももですか。何とも懐かしいです。…(ニューキー)パイクス!
元夫である高知氏が、東急と書いて“のぼる”と読ませた件で訴えられたのは(現在では東生と書きます)、
あいだ嬢と離婚して高島礼子と噂になっていた辺りの時期だったかと記憶していますが、
あいだもも自身も、丸山明代→あいだもも→丸山明代と数回にわたって改名をしておりますよ。
本名になってからは女優業に精を出すとの事だったんですが(それまでは精を出される側だったんですけどね)、
結局のところ、火曜サスペンス劇場くらいでしかテレビでお見かけする事はなかった、と。ちょっと切ないお話でした。



アウトロ:ゼルダの伝説 - タイトルBGM(From:ゼルダ・ザ・ミュージック)
入手が可能な物として、取りあえず上の音源を挙げておきましたが、カズ氏が持ってきたのは、おそらく別の物です。
一時期、ファミコン発売から20周年を記念してコンビニでファミコンのお菓子が売っていたでしょ。
今回ラジオでかかったのは、アレのオマケとして付いてきたCDからだと思うのですが、いかがなもんでしょうか。
で、そのCDはオリジナルのゲームサウンドから録音・収録されたという、とんでもない代物。
音楽は近藤浩治氏の手による物。近藤氏は他にもスーパーマリオシリーズや、ドンキーコングシリーズなど
このオマケに付いてくる30タイトル全ての音楽を担当した、当時のゲームミュージックを代表するお方であります。

自分は「ファザナドゥ」(ファミコンでの「ザナドゥ」だからファザナドゥ)とか、
「機動戦士Zガンダム ホットスクランブル」、そして「キャプテン翼」の東邦戦の音楽あたりが好きです。
あと、菅野よう子による「信長の野望」シリーズとか。特に「信長の野望 武将風雲録」は、音楽、内容ともに最高ですね。
それと、PS以降のゲームミュージックでのフェイバリットは、ダントツで「ファイナルファンタジー8」であります。
ゲーム自体はRPGの名を借りた学園ラブコメディーでして、自分の中でのFF8の別名は
“どのキャラに告白させるかをプレイヤー側で選択できない「ときめきメモリアル」”なんですが、
音楽の方は、植松伸夫の長いキャリアの中でも最高傑作と言えるんじゃないかなぁ。
しかし、自分はキスティス先生とラブラブになる主人公に自分自身を投影させてプレイしたかったんですよ、マジで。