「音楽」とは音を楽しむと書きます。
でも、僕は「音が苦」になってしまう事も多いです。
そんな時には、自分の好きなバンドの背景や、好きな音源についての裏話、
好きなジャンルでのシーンが生まれる事になったきっかけなどを文献やインターネットで調べます。
そうやって今まで知らなかった事実を知ったり、他の人の視点から見た文章を読んでいると
「ああ、こんな見方もあるんだ」と思えて、また音楽を聴きたくなってくるんですよ。
昔、ある作家が「音楽に一番必要なのは情報だ」と言っていました。
「これはこういう背景の下、こういう人が作った音楽なんだ」という情報を得る事で、
その情報を得た音楽に対する興味や好意が増幅される、という意味だったと記憶しています。
West Tokyo Thrasherz Radioに対する興味や好意、またはラジオでかけられた曲に対する興味や好意を
このサイトがほんの少しでも増幅する事に役立てば、これほど嬉しい事はありません。
パンクというジャンルの中においてもメロコア、スカコア、ハードコアや
ポップパンク、イーストベイ、UKメロディックなどといった様々な分類が存在します。
しかし、West Tokyo Thrasherz Radioではそういった分類に捉われず、
時としてパンクというジャンルを越えるような幅広い選曲がなされています。
その中には、普段聴き慣れない音楽や、敬遠しがちだった音楽も多々含まれているかもしれません。
このラジオ、そしてこのサイトがそういった音楽に触れるきっかけとなってくれれば何よりです。
また、その際には土屋氏の軽妙な語り口と佐藤氏の冷静なツッコミぶりが
普段には聴き慣れない音楽を聴く苦痛といった物を和らげてくれる事でありましょう。
*聴き慣れない音楽を好きになるコツは、まずは聴いてみる事、
そして可能ならば、それをなるべく反復して聴く事だと確信しています。
ジャンルとか分類とかなんて物は“自分の好みの音を探すためのツール”ですよね。
でも、実際には利便性が目的のジャンルや分類に、逆に縛られてしまう事も多いです。
音楽に限らず、大事なのは相対化して考える事だと常々思っています。
疑う事なしに信じ込んでしまうのは、ある種の危険性を孕んでいる、と。
願わくは、ジャンルや偏見などに縛られず幅広い視野を持つ事ができれば、と。
もちろん、心底惚れ込んで自分が真に絶対化できるような
音楽や物事に巡り逢えれば、それは最高に素敵な事だと思いますけどね。
West Tokyo Thrasherz Radioは、こんなマニアックなサイトを作る程に
自分にとって限りなく絶対に近いくらい好きな物だったという事です。…素敵じゃないか(Wouldn't
It Be Nice)。